二〇代、三〇代の若くて健康な体が保てれば、人生はどんなに楽しいものになるでしょう。しかし、だれしも時間にはあらがえません。年を取ることは、生物の避けられない宿命なのです。
では、年を取った体と若い体、一体どこが違うのでしょうか。まずあげられるのは、血管の状態です。若い血管はしなやかで、柔軟性に
富んでいますが、年を取るとコレステロールが沈着し、血管は硬く、もろくなります。血管が古くなり傷んでくることが、すなわち老化なのです。
血管を若く保つことができれば、循環器の障害や、脳血管の障害なども予防でき、年を取ってからも元気に過ごすことができます。 続きを読む
文明化された環境で生活している人ならば、私はサプリメントを飲んだほうが「お得」であると考えています。しかし、すべてのサプリメントではありません。
なぜなら、都市生活を送るわれわれの体は活性酸素の危険にさらされており、それに対抗するための「抗酸化力」が求められているからです。
私たちの体のしくみは、一万年の昔と同じです。しかし一万年前には、活性酸素は人類の体のなかには存在しませんでした。
活性酸素は、電磁波を浴びたり、塩素消毒された水道水を飲んだり、抗菌グッズに触れることから発生します。
活性酸素に対抗するためには、緑黄色野菜をたくさん食べる、アルカリイオン水を飲むなどの方法がありますが、ここまでいろいろなリスクファクターに囲まれてしまった現在、それだけでは足りないというのが実情です。
体の抗酸化力を高めるのは、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEです。いろいろなメーカーからサプリメントが出ていますので、自分の生活に
合ったものを選んで試してみるといいでしょう。 続きを読む
自慢じゃありませんが、私も体は硬いです。
上体は曲がらないし反らないし、股関節も開きません。このように書くとまるでカブト虫みたいですが、別に困った経験はないです。
また私は、中学では水泳選手、高校ではマラソン選手、大学では柔道選手と、学生時代をずっとスポーツ選手として過ごしてきましたが、体の硬さが原因でけがをしたことは、一度もありません。
体の関節の開きには、かなり個人差があります。ですから、いくらストレッチをしても、「脚が180度開脚しない」「上体がピッタリと床に着かない」人もいるのです。 続きを読む
自分のメタボ体型を気にされているあなたは、どの程度の肥満体でしょうか? 少々太っているという程度なら、むしろ長生きできるタイプかもしれません。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち、二つ以上を合併した状態をいいます。
二〇〇八年の四月からは、「特定健診(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)制度」が開始され、四〇歳から七四歳までの中高年の保険加入者を対象に、健診の実施が義務化されました。 続きを読む
BMIとは、「Body Mass Index」の略で、体重と身長から算出した、肥満度を表す指数です。
この値は、体重(㎏)を身長(m)の二乗で割って導き出します。
たとえば、身長170センチで体重が60キロなら、「60÷(1.7×1.7)=20.7612」となり、およそ20.8という数値が導き出されます。
日本肥満学会によると、BMI22を標準体重とし、BMIが25以上の場合を肥満、18.5未満を低体重と定めています。
個人的には、ここから導き出される数値はあくまでも目安であり、あまり気にしすぎることはないと思います。
なぜなら、どこまでが正常で、どこまでが正常ではないかが、この数字だけではっきり見えてこないからです。 続きを読む
身長には遺伝的な要素もありますが、生活リズムと栄養バランスを整えることで、ある程度は効果が出せると思います。
最近の日本人は、本当に体格がよくなりました。アメリカのメジャーリーグやヨーロッパのサッカーチームで、体格のいい外国人選手たちと互角に勝負するのを見るたび、「すごいなあ」と感心してしまいます。
彼らほど立派な体格は望まなくても、とくに男性の場合は、高身長にあこがれる人は多いでしょう。
体の成長には、成長ホルモンの分泌をうながすことが大切です。
成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されますから、成長期には睡眠をしっかり取ることが必要になります。夜更かしや、不規則なな睡眠が続くと、ホルモンの分泌を乱すのでよくありません。 続きを読む
近年の研究で、腸は複雑な生体機能をつかさどる、重要な器官であることがわかってきました。
腔腸動物であるヒドラのような原始的生物を観察すれば、腸が脳の原型であることがわかります。
人間の腸には、神経かくまなく張り巡らされています。これはほかの臓器には見られない特徴です。神経が巡る腸には、脳からの指令がダイレクトに届きますし、逆に、腸の情報も脳へと伝わりやすいのです。
これらのことから、腸は「第二の脳」といわれています。同時にまた、腸は食べものの消化吸収だけでなく、免疫にも重要な役割を持っています。私たちの腸の表面には、多くの壁や突起があります。この表面積を計算すると、ほぼ二〇〇平方メートルとなり、テニスコートと同じぐらいです。 続きを読む
インフルエンザワクチンとは、これから流行しそうなインフルエンザの型を想定し、できるだけその型に近いものを弱毒化したものです。
これを注射によって植えつけることで、人間の体に抗体をつくり、インフルエンザヘの感染を予防します。
インフルエンザウイルスは、大きくA型、B型、C型にわけられ、A型インフルエンザウイルスの表面には、「HA(ヘマグルチニン)」という突起と、「NA(ノイラミニダーゼ)」という突起があります。「H1N6」なら、HAの第一番目、NAの第六番目として分類される突起をもつ、という意味です。
現在のところ、HAは一六種類、NAは九種類あることがわかっています。つまり、インフルエンザウイルスは。144種類あるということなのです。 続きを読む
今年に入って世間を騒がせている新型インフルエンザはもちろんのこと、人類は歴史のなかで、ずいぷんとこのウイルスには苦しめられてきました。
ただ、インフルエンザに感染して重症化するかどうかは、その人の体質や、持っている免疫に左右されます。
インフルエンザウイルスは、粘膜を通じて侵入します。鼻、口はもとより、目からも侵入のリスクがあります。
そのため、まずは手洗い・うがいの励行ばかりでなく、栄養を通じて粘膜を強くしておくことが大切です。粘膜を強くするのは、ビタミンB1、B2、B12といったビタミンB群です。これらがが足していると、粘膜が強くなり、ウイルスや相閑に侵入されるリスクが上がります。普段の食事を通じて、これらの栄養素が不足しないようにしましょう。 続きを読む
風邪にも免疫が大いに関係しています。風邪は免疫が高ければ治りやすいですが、免疫が低下していると治りにくくなります。
風邪のウイルスを攻撃するのは、NK細胞です。この細胞が強ければ、風邪が治りやすいことがわかっています。
NK細胞は、年齢、精神的ストレス、食べものが大きく影響します。若くて元気ならNK細胞も活発ですし、明るい気持ちでストレスの少ない生活を送り、野菜や果物、穀類、発酵食品を豊富に取りいれた食事を取っていれば、NK細胞は活性化されるのです。 続きを読む