医者に遠慮は無用です。われわれ医者は、患者さんと向き合って適切な治療を提供をするだけでなく、質問にもきちんと答える義務があるのです。
病院に行くと、ただでさえ混雑して慌ただしいのに、お医者さんはパソコンに向き合ったきりで受け答えもぶっきらぽう、聞きたいことがたくさんあっても気後れして話せない……。
こんな経験をしている人は、とても多いでしょう。
もちろん、医者に遠慮は無用です。われわれ医者は、患者さんと向き合って適切な治療を提供をするだけでなく、質問にもきちんと答える義務があるのです。
ですから、いくら背中を向けていようと無表情に見えようと、「先生、ちょっと聞きたいのですが!」と、質問をぶつけていただいてかまいません。
しかしそれには、お医者さんにわかってもらえるよう、しっかり話さなければなりません。それに、一度や二度の説明でわかってもらうのも、かなり大変だと思います。
ですが、先はどの項目で、かかりつけ医をつくることの重要性をお話ししたように、普段から体調や体質を理解してくれているお医者さんなら、1から10まで説明する手間も省け、質問も簡潔にすませられるはずです。 初対面のお医者さんより、顔見知りで信頼関係のあるお医者さんのほうが、患者さん側だって、きっとプレッシャーが少ないでしょう。
心配なことがあって、専門医を紹介してほしいなら、まずは信頼できるかかりつけ医に頼むことです。
その先生の紹介状を持って大病院に行けば、大病院の先生も予備知識をもって診察に臨むことができます。
そうすれば、専門の先生にたくさん質問をしても、先生も迷うことなく応えてくれるはずです。