人間ドックって必要ですか?

心電図、骨密度、エコー、内視鏡……。人間ドックには、あらゆるニーズに応えられるよう、たくさんのメニューが用意されています。しかし、健康保険がきかないため、すべてをくまなく受けようとすると、目玉が飛び出すような金額になってしまいます。

私は、人間ドックは受けたほうがいいと思っています。しかし、そのためには、「自分がどんなことに不安を持っているのか」「なにを重点的に調べたいのか」について、よく自分で考えることが大切です。

たとえば、血縁者にがんが多かったり、糖尿病の家系だったりするなら、それに特化した人間ドックを受けたほうがいいでしょう。現在では、早期発見できれば、だいたいのがんは完治しますし、糖尿病も早めの発見で、速やかに病気のコントロールができるからです。

同時に、「これはいらない」と思うようなメニューは受けなくてもいいと思います。いままで病院や会社の健康診断で、心臓に問題を指摘されたことがなく、自分もとくになんともないと思うなら、毎年の心電図は必要ないでしょう。たばこも吸わないし、住んでいる場所の空気もきれいで、自分でも肺に問題がないと感じるなら、毎年のX線検査はいらないと思います。

いちばん大切なことは、自分の体質を理解して、必要なメニューをセレクトすることです。私自身は、MRIやX線の検査で受ける被爆のリスクと、現在の自分の健康状態を天秤にかけた結果、これらの検査を受けない選択をしています。

たくさんあるメニューを活用できる人は、自分の体を理解している人です。普段から自分の健康を気にかけ、上手に人間ドックを活用してください。



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