風邪にも免疫が大いに関係しています。風邪は免疫が高ければ治りやすいですが、免疫が低下していると治りにくくなります。
風邪のウイルスを攻撃するのは、NK細胞です。この細胞が強ければ、風邪が治りやすいことがわかっています。
NK細胞は、年齢、精神的ストレス、食べものが大きく影響します。若くて元気ならNK細胞も活発ですし、明るい気持ちでストレスの少ない生活を送り、野菜や果物、穀類、発酵食品を豊富に取りいれた食事を取っていれば、NK細胞は活性化されるのです。
また、NK細胞には「日内変動」があることが知られています。NK細胞の活性は、朝の九時ごろと夕方の五時ごろ高くなり、夜の九時ご
ろには低く、眠るころにはさらに低くなります。
つまり、風邪をひくのはだいたいが眠っているときなのです。
このリズムを崩すような生活をしていると、免疫が下がり、風邪にかかりやすくなるばかりか、ひどくなるとがんのリスクも生じてしまいます。
風邪をひきやすい人や、なかなか治らなくて困っている人は、薬に頼るのではなではなく、生活全般を見直し、健康的なリズムに立て直すことが必要です。
なかには、仕事などで夜遅くまで起きていなければならない人もあるでしょうが、その場合は、きちんと栄養を取ったり、ストレスをため込まないようにすることが大切です。肉や魚に偏った食事や、添加物が多い食品は、免疫を下げることも知っておきましょう。
免疫の三〇パーセントをつかさどる精神面も無視できません。「つらい」「だるい」などとクヨクヨせず、栄養を取って体を温め、「エイヤッ!」と気合いを入れれば、乗り切れるときもあるはずです。